必罰
神様が、明日からはどんなに些細なことでも、悪いことをする者は遍く死の罰を与える、と決心なさいました。
七日後、神の罰で死んでしまう人はすっかりいなくなりました。
死ぬ者がいなくなったという話をサマエルから聞いた大天使ルシフェルは、そのことを神様に伝えに行きました。すると、神様はいらっしゃいませんでした。
そこで、ルシフェルは自ら神にならむと思いました。
しかし、罪びとはもう地上にいません。ルシフェルは閑暇を持て余しました。
そこでルシフェルは地へ降り、人間を観察しに行きました。
すると、人間がいません。
そうです、人間も神もいなくなってしまったのでした。
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